2020年　オルゴールベル

「岩窟の聖母」
レオナルド・ダ・ヴィンチ
「岩窟の聖母」は、ルネサンス盛んなりし1486年にイタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた油絵です。 ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」は二つ存在し、パリのルーブル美術館とロンドンのナショナルギャラリーがそれぞれ所蔵しています。 2020ベルは初期のものと思われるルーブル美術館版が採用されました。
主題は岩窟の前での幼児期リストへの幼い洗礼者ヨハネの礼拝ですが、このエピソード自体は聖書には記載されていないそうです。 しかし、洗礼者ヨハネはフィレンツェの守護聖人であり、ラファエロやミケランジェロなど、 当時フィレンツェで製作された作品の多くにこの構図が取りあげられています。 当時の時代背景を忍ばせるエピソードですね。

「エリーゼのために」
Ｌ・Ｖ・ベートーヴェン
2020年は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの生誕250周年です。2020年ベルにふさわしい選曲ですね。 「エリーゼのために」は、ベートーヴェンが1810年に作曲したピアノ曲です。
ところで、題名のエリーゼなのですが、本当はテレーゼが本当というのをご存知ですか。 ベートーヴェンが愛した女性テレーゼ・マルファッティのために、という彼の楽譜があまりにも悪筆であったために判読できずにエリーゼになったと言われています。 これもまた、ベートーヴェンらしいエピソードですね。
ベートーヴェンのピアノ曲の代表作といってもよい「エリーゼのために」懐かしい思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

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